官・民個々のハード、ソフト両面における情報通信基盤は、各種情報システムの相互接続を可能とするLAN、また、LAN間接続を実現するWANの、官・民それぞれへの導入に伴い整備が進みつつある。情報通信基盤となるネットワークの経済化、高度化の更なる推進は、官民情報通信ネットワークの構築にも必要である。しかしながら、官民相互の接続により行政サービスを実現するには、とりわけ、個人認証の制度/運用体制の整備、また、各種セキュリティ技術の導入が重要な前提となる。さらには、普く公平なサービス実現の観点から「いつでも」「どこでも」「だれでも」アクセスできる条件を整えるために技術・制度両面の課題解決が望まれる。